シリーズ第7作にあたる本作は、前作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』から 5年後を舞台にしています。
地球環境の変化により、恐竜たちは赤道付近などの限られた地域でしか生きられなくなっていました
秘密工作員 ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)は、製薬会社「パーカー・ジェニングス」の マーティン・クレブス(ルパート・フレンド)に雇われ、大規模な新薬開発を目指す極秘任務に参加します。
その目的は、心臓の治療に使える可能性があるとされる、陸・海・空を代表する3大恐竜──ティタノサウルス(陸)、モササウルス(海)、ケツァルコアトルス(空)──からDNAサンプルを採取することです。
この記事では、ジュラシックパークのオマージュも楽しめる、ジュラシックワールド復活の大地のあらすじを吹き替えで見てきたので感想をレビューしていきます。
ジュラシックワールド復活の大地のあらすじレビュー
ゾーラは、信頼する傭兵 ダンカン・キンケイド(マハーシャラ・アリ)と、古生物学者 ヘンリー・ルーミス博士(ジョナサン・ベイリー)をチームとして率い、一行は極秘任務に挑みます
彼らが向かったのは、かつて ジュラシック・パークの極秘研究施設が存在した“禁断の島”。
その島には過去の実験によって造られた、20種以上の危険な恐竜たちが生き残っており、陸・海・空どこから襲ってくるかもわからない、極めて危険な場所でした
モササウルスやスピノサウルスを含め突然変異した恐竜が登場
航行中、チームはモササウルスの襲撃でヨットが転覆してしまった民間人のデルガド一家を助けますが、その後島近海ではスピノサウルス4頭による襲撃を受け、探査船「エセックス号」は座礁。一行は島に上陸することになります
島に残された恐竜たち、とくに実験施設から脱走した 突然変異恐竜ディストータス・レックスに襲われながらも、ゾーラたちはミッションを継続。
DNA採取の一方で、古生物学者であるヘンリーは、この新薬の特許を特定企業に独占させず、全世界に無償提供すべきだと主張します
過酷な状況の中、ゾーラたちは恐竜の猛威にさらされながらも、目的を遂行すべく奮闘する…というのが本作の大まかなあらすじです。
ジュラシックワールド復活の大地のキャスト
メインキャスト
ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン/吹替:松本若菜)シリーズ初の女性主人公。
特殊工作員として、銃器や戦闘にも長け、信念とユーモアを持った人物です
ダンカン・キンケイド(マハーシャラ・アリ/吹替:楠大典)傭兵であり、チームリーダー的存在。
ゾーラの最も信頼できる相棒として描かれます
ヘンリー・ルーミス博士(ジョナサン・ベイリー/吹替:岩田剛典)古生物学者。DNA研究を担当し、恐竜への尊敬よりも人類への応用を優先する一面もあり、物語に倫理的な軸を提供します
マーティン・クレブス(ルパート・フレンド/吹替:小野大輔)製薬会社社員。
新薬開発の鍵を握る任務を依頼する人物で、利益第一主義的な姿勢が目立ちます
デルガド一家(民間人)
モササウルスの襲撃に遭った家族で、途中でゾーラたちに助けられ、以降はストーリーに絡んできます
そのほかのキャスト
ボビー・アトウォーター(エド・スクライン/吹替:玉木雅士)
ニーナ(フィリッピーヌ・ヴェルジュ/吹替:高山みなみ)
ルクレール(ベシール・シルヴァン/吹替:大西健晴)
島でのミッション遂行を支えるメンバーとして登場し、それぞれの役割を担います
ジュラシックワールド復活の大地のスタッフ
監督:ギャレス・エドワーズ(『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』など)
脚本:デビッド・コープ(『ジュラシック・パーク』シリーズ脚本家)、28年ぶりにシリーズ復帰
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
その他スタッフ:音楽(アレクサンドル・デスプラ)、撮影(ジョン・マシソン)、美術(ジェームズ・クライン)、衣装(サミー・ディファー)なども豪華な顔ぶれ
ジュラシックワールド復活の大地の吹き替え版を視聴したのでレビューをご紹介
歴代の恐竜たち(モササウルス、ティタノサウルス、ケツァルコアトルス、スピノサウルスなど)の迫力ある映像は圧巻。
ファンには必見です。映像的には“怪獣映画”的な魅力を感じさせ、“陸・海・空を制覇するゲーム的楽しさ” があります。
ただ当然変異のたデザイン異恐竜(D‑レックス)はエイリアンみたいで、もっとかっこよくしたらいいのにと思いました
息子曰く、かっこよさではなく怖さを演出したかったのではとのことでした。
まとめ
本作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は、シリーズの伝統を踏襲しつつ、シリーズ初の女性主人公を据えた新たな試みであり、陸・海・空の三大恐竜の迫力ある描写を軸にした、アドベンチャー心あふれる作品です。
主人公たちの価値観、特にヘンリー博士の倫理観との対立など、人間ドラマとしても楽しめます。
ただ変異種D-レックスの表現には賛否が分かれそう。
それでも、人間の負の側面(製薬会社の利益優先、倫理と科学のはざま)に焦点を当てたドラマ性、そして“危険な島”という古典的かつ刺激的な舞台設定は、シリーズの根幹へのオマージュとも言えます。
視覚体験としては文句なし。
映像の迫力、恐竜たちの存在感、ギャレス・エドワーズ監督の“怪獣・生物への愛”も存分に込められており、“スケールと興奮”を求めるなら劇場体験に値します。